梶山さんの作品のご紹介「flower apartment」
2012年9月26日 ⁄
展示・イベント
こんにちは。小林です。
本日は現在タイヨウのしたにて開催中の梶山友里さんの個展「そよ風の部屋」。今回の展示はタイヨウのしたの2Fが梶山さんの器やアートワークに囲まれた空間となっています。埋め尽くしていると言い過ぎではないくらい梶山さんの作品が並んでおります。その中から梶山さんの原点となる作品について梶山さんよりコメントを頂きましたのでご紹介させて頂きます。
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「flower apartmentは展示の度に作り続けている作品であり、私の原点の作品でもあります。
モチーフは古いお城や遺跡跡にちいさな花が咲いているところからヒントを得ました。たたらという技法で呼ばれる陶土の板に、泥しょうという磁土のとろとろにしたもので模様を描いています。その上からいくつかの種類の違う化粧土をのせて風合いをひとつひとつ変えています。近くに行くと模様がよく見えます。生ける花によっても雰囲気ががらっと変わります。
もうひとつの特徴は背の高い花も低い花も入れられるというところにこだわっています。切り花は背の高い花も日を増すごとに少しずつ切らないと長持ちしません。植物はいろんな高さがあり、長く愛でたいもの。いろんな高さが一度にいけられる花器がつくりたいと思いこのような形になりました。ひとつひとつが展示の度に少しずつリニューアルされていくので似ているものもありますがすべて一点ものです。」
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既に実感しておりますが、花との組み合わせで佇まいが一変します。色々な植物を活けたくなる、そんな作品です。今回の展示は明日から日曜日までとなりますので、まだお越し頂いていない方はお誘い合わせの上、ぜひお越し下さい。ご来店お待ちしております!明日は作家の梶山さんも在廊予定となっております。